教科書で見たことのある作品です。幼子の愛くるしさと聖母マリアの慈愛に満ちた表情が記憶に鮮明で、まさか、実物を見られるとは思いもよりませんでした。 15世紀くらいの西洋画は寓意が盛り込まれた宗教画独特の雰囲気が強くあまり馴染めませんが、ラファエッロの作品は純粋に美しいと感じられます。 肖像画にしても、個人主義の時代を迎えた当時の作風らしく、人間味溢れた感じがします。 |
鏡の前で懺悔するマグダラのマリア。 光と闇が印象的な作品です。蝋燭の明かりに照らされ浮かび上がるマグダラのマリアは幻想的で、手を置いた髑髏のシルエットが禍々しくもあり、官能的でもある、ミステリアスな絵画です。 |
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ラ・トゥールは同じタイトルの作品を全部で4点描いたそうで、そのうちの1点がニューヨークのメトロポリタン美術館にもあります。 上の作品とは異なり、こちらの鏡に映し出されるのは蝋燭のみです。残り2点の作品の構図はいかなるものなのでしょうか・・ |
先日、アメリカ自然史博物館へ行ってきました。