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メトロポリタン美術館 ニューヨーク / THE METROPOLITAN MUSEUM [美術館]

ニューヨーク近郊にいるのなら、一度は訪れないといけない場所のひとつ、

メトロポリタン美術館を訪れました。


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セントラルパークの東にあるメトロポリタンは、広さは約2万平方メートルにも及び、ヨーロッパ絵画、アメリカ絵画、20世紀美術、古代オリエント美術、アジア美術、ギリシャ・ローマ美術、エジプト美術、武器甲冑、服飾から楽器にいたるまでありとあらゆる美術品を網羅した、博物館の集合体のような美術館です。

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エントランスを入ると巨大なホールがあり、インフォメーション、チケット売り場があります。
世界有数の美術館だけあって、ホールはたくさんの観光客でごった返していました。

やみくもに歩いていると、ただ疲れるだけなので、まずは見たいところを絞り込みます。
残念ながらアメリカ美術部門が来年春まで改修のため、見ることができませんでした。
今回はオーソドックスにヨーロッパ絵画から見ることにしました。

ちょうど、「ギュスターヴ・クールベ」の特別展が開催されていました。
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ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は、当時の保守的で伝統的な画壇に真っ向から逆らい、あるものをありのままに描くという写実主義を貫いた画家です。美化されることなく描かれた数々の絵画は痛烈な批判を浴びたそうです。
フィラデルフィア美術館にもこの作品があります。
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これらの作品のように、憂いが全面に押し出され、不安定な感情がむき出しな絵画は、現代になって評価され、多くの人の共感を得ることとなっているようです。

フェルメール(1632 - 1675)の作品は、現在全世界に37点あるとされてあり、そのうちの5点がここメトロポリタンに収蔵されているそうです。事前準備が乏しかったので、残念ながら4点しか確認できませんでした。
3.jpg 水差しを持つ若い女
4.jpg 若い女の肖像
5.jpg 窓辺でリュートを弾く女
6.jpg眠る女

この女性の頭部向かって左上に「V Mer」とサインがあります。


以下、代表的な作品の一部です。
8.jpgレンブラント(1606 - 1669)
肖像画

レンブラントは自身の肖像画を10年おきに12点描いたそうです。この作品は1660年に描かれました。
9.jpgピカソ(1881 - 1973)
盲人の食卓

ピカソの「青の時代」と呼ばれている画風のときの代表作でしょう。
11.jpgルノワール(1841 - 1919)
ジョルジュ・シャルパンティエ婦人と子供たち、ジョルジェトとポール
12.jpgルノワール(1841 - 1919)
花を持つ少女
13.jpgゴッホ(1853 - 1890)
麦わら帽子の自画像
16.jpgゴッホ(1853 - 1890)
ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女

ゆりかごを揺らすための紐を持つ婦人の肖像画です。この作品は5点の連作で、アメリカではメトロポリタンの他、ボストン美術館とシカゴ美術館に収蔵されているそうです。
17.jpgゴッホ(1853 - 1890)
糸杉
14.jpgマネ(1832 - 1883)
舟遊び
15.jpgモネ1840 - 1926)
サンタドレスの庭園
18.jpgスーラ(1859 - 1891)
[グランド・ジャット島の日曜日]のための習作


館内まだまだ見たい箇所もあるので、今後何度か足を運ぶことになりそうです。
ショップで日本語版の「メトロポリタン美術館ガイド」を購入したので、次からは事前準備をしてから訪れたいと思います。
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飛騨の忍者 ぼぼ影

素敵な美術館ですね。

by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-05-21 14:24) 

picco

素晴らしい美術館ですが、広すぎて疲れてしまうのが玉に瑕です。
by picco (2008-05-22 08:02) 

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