フィリーズ奇跡の大逆転

９月１３日にPiccoがCitizens Bank Park球場でフィリーズの応援に行った時、ナ・リーグ首位メッツとの差は７ゲーム開いていました。
誰もが「残り１７試合で逆転するのは無理！」だと思っていました。
観客も野球解説者（おそらく選手達も）残された希望は、サンディエゴ・パドレスとのワイルドカードレースに勝ことです。
その証拠にこの写真は、その時フィリーズファンのお兄さんたちが上半身裸になって、「WILD CARD GO　ＰＨＩＬＬＩＥＳ」とボディーペインティングして応援しているところです。

その後、メッツは残り１７試合を５勝１２敗、一方フィリーズは１３勝４敗として、最終日９月３０日（日）についに逆転し東部地区優勝を決めました。
全く奇跡のようです。

また、１０月１日には市庁舎前広場で１万人が集まって、地区優勝報告会がありました。
市民みんなが１４年ぶりのプレーオフ（ポストオフシーズン）進出を祝っています。

さて、喜ぶにはまだまだ早すぎます。
フィリーズがナ・リーグの優勝チームとなるためには、昨日パドレスとワイルドカード争いをして、信じられないような勝利を挙げたロッキーズとの５戦を制しなければなりません。

ロッキーズにも松井（稼）選手がいて応援したいのですが、我慢我慢です。
９月１２日の対ロッキーズ戦では０対１２と大敗したフィリーズですが、次はどんな試合を見せてくれるのでしょうか？
当ブログもフィリーズの優勝を記念して、「当分の間ＧＯ！ＧＯ！Ｐｈｉｌｌｉｅｓ」とタイトル変更です。

奇跡が起こるか？

今日、フィリーズはアトランタ・ブレーブスと対戦し、６対４で勝ちました。（テレビ観戦）
一方、ナショナルリーグ東部地区首位のニューヨーク・メッツはカージナルスと対戦して０対３で負けました。
この結果、メッツとフィリーズはともに８７勝７２敗で、同率首位です。

メージャーリーグのレギュラーシーズンは９月３０日までで、両チームともあと残すところ４試合で、すべてが決まります。
残念ながら、本日も井口の登場はありませんでした。
でも、Citizens Bank Park球場では観客全員に白いタオルを配っているようで、このタオルを振ってみんな応援しています。

９月の初めはメッツとの差が最大７ゲームもあったのですが、よく追いつたと思います。
ＴＶ解説もUnbelievable!です。
残り４試合最後まで、目が外せません。

フィリーズ ＶＳ ロッキーズ

再び野球観戦。

デラウエアリバー、ベンジャミンフランクリン橋を渡り、いざシチズンズ・バンク・パークへ！
これが、正統派フィリーズ応援コスチュームです。なりきりました。

ゲーム開始までまだ一時間ほどあるので、球場内を見物。仕事を終えて観戦する人々はゲーム前に腹ごしらえのため、ピザやバーガーのお店が長蛇の列でした。
会場の誘導係の多くはお歳をめした方が多いのに気がつきました。一生懸命写真を撮っていると、「撮ってあげるよ。」と親切にシャッターを押してくれたり、指定席に行くとペーパータオルを持ちシートと背もたれを拭いてくれて「井口が出るといいねぇ！Ｅｎｊｏｙ！」と言ってくれたりしました。想像ですが、野球そして、フィリーズを愛する人々が半分ボランティアで働いているのではないでしょうか。

下の写真は、シチズンズ・バンク・パークのシンボル「自由の鐘」です。（左写真右上、右は間近で撮影）

フィラデルフィアは独立宣言の街として知られ、独立宣言の時に鳴らされた「自由の鐘」の現物があり、「インディペンデンス・デイ」は多くの観光客でにぎわいます。そして球場にも大きな「自由の鐘」が・・・。フィリーズ選手のホームランが出たり、勝ちゲームだと、鐘が動き音が鳴り響きます。さて、今日は鐘は鳴り響くのでしょうか・・・！？

今日の対戦相手はコロラド・ロッキーズ。
松井（稼）選手を見たくて本日の試合を予約したのですが、負傷欠場とか・・・・・・・(T_T）

途中、フィールドに”ロッキー”のテーマと共に、”ロッキー”が登場。それをフィリーズのチームマスコットが一発K.O！ゲームもそうなると良いのですが・・・・

（映画「ロッキー」はフィラデルフィアが舞台。スパークリングで駆け上りこぶしを振り上げた階段はフィラデルフィア美術館で、今でも「ロッキー・ステップ」として有名です。そんな地元の英雄ロッキーを敵に回してはいけないようないような気も・・・）

子供たちも可愛い声援を送っていました。

さてさて、今日のゲームは・・・・
1回の表に、早くもノーアウト満塁のピンチを珍しいトリプルプレーで撃退。その裏ノーアウト満塁で先制点が入ると思いきや無得点に！！

その後投手の負傷退場も加わり、チーム主砲の面々も音無しの沈黙。

お客さんも諦めて球場は次第に閑散としてきました。

７回までに0対１0というなんともしようの無い状況になり、とうとう1番から4番まで選手交代。そして、井口選手が登場いたしました。なんとか一矢でも報いて欲しいところでしたが、敢え無く凡退。

そして、自由の鐘は鳴り響くことなく、０対１２で大敗という結果で本日もゲームは終了しました。

余談ですが、こちらアメリカ東部は最近朝晩めっきり涼しくなりました。フィラデルフィア郊外にある球場は風通しが良く、日中は爽やかでしたが、陽が落ちると気温が急降下し、長袖の上着が無いと厳しい状況でした。
こんな結果なので、秋風が余計身に沁みました。

5月初旬に、ヤンキースタジアムで観戦した際も寒さに震えてました。それでも周りのアメリカ人は半そででビールを何本も飲んでいて・・・・・・寒さに強い（季節感が希薄な）アメリカ人を横目に、ダウンジャケットを着込み、震えながらホットコーヒーを啜っていました。

このあたりの野球観戦のベストシーズンは、7月～8月くらいなのではないでしょうか。。