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ノイエ・ギャラリー / NEUE GALERIE [美術館]

ノイエ・ギャラリー再訪です。


ノイエ・ギャラリーは、1914年にオープンした、20世紀初頭のドイツ・オーストリア表現主義といわれる芸術家の作品を展示した美術館です。建物はニューヨークのランドマークに指定されています。

メトロポリタン美術館に程近い、セントラルパークの西、5番街沿いにあります。外観はそれほど大きくなく、こじんまりとした佇まいです。

来年1月30日までクリムト展を開催中です。

グスタフ・クリムト Gustav Klimt(1862-1918) は、19世紀末から20世紀頭にかけてオーストリアのウィーンを中心に活動した画家です。装飾家としても有名で劇場の装飾も手がけたそうです。

展示品はこれらの油彩が、8点ほど。

《 アデーレ・ブロッホ=バウアー Ι 》
Portrait of Adele Bloch-Bauer Ι.
1907年
The Dancer
1916-18年

上とは違って多彩な色使いが印象的な絵画です。
The Black Feather Hat
1910年
Forester House in Weissenbach in the Attersee
1914年
そのほかは、クリムトの遺品とデッサン画でした。 『ユディト』や、『ダナエ』など良く知られている作品の元となったデッサンが数多く展示されていました。大胆なポーズをとった裸婦像ばかりで、それらがクリムトの完成された作品から伝わってくる、官能的で、どことなく淫靡さを秘めた退廃的な印象の絵画の原型と思うと、妙に納得した気持ちになりました。

大規模で、有名画家による有名絵画目白押しの美術館に慣れたところでの、ここ「ノイエ・ギャラリー」での完成品の展示数は、えっ?と思うほど少なかったのですが、デッサンにしては濃密な雰囲気を纏った作品を見ていると、同じような充実感を味わうことができました。

今回はクリムトの作品のみでしたが、エゴン・シーレなどのコレクションもあるそうですので、機会があればまた訪れてみたいギャラリーでした。
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