SSブログ

Battleship New Jersey / 戦艦ニュージャージー [周辺案内]

少し前ですが、戦艦ニュージャージーの見学に行きました。

地図詳細


戦艦ニュージャージー号は、ニュージャージー州とペンシルバニア州の州境を流れるデラウエア河に係留保存されています。背景の橋は、ニュージャージーとフィラデルフィアを結ぶベンジャミンフランクリン橋です。

対岸のフィラデルフィアの街が一望できます。
このエリアはウォーターフロントとして整備され、水族館や公園などもあり、近隣の人々の憩いの場となっています。デラウエア河でモーターボートやジェットスキーなどに興じる人々がたくさんいました。

チケットを購入し、いよいよ乗船乗艦です。

ニュージャージー号は、1940年に起工、1942年進水、1991年に退役しました。
全長271メートル、幅33メートルの大型戦艦です。

ニュージャージー号は第二次世界大戦でニューギニア、マリアナ諸島、硫黄島等で戦歴を重ね、大戦後は、朝鮮戦争、ベトナム戦争、レバノン内戦など、米ソ冷戦とともに歴史を歩んだ戦艦です。現在は現役を引退し、博物館として静かに余生を送っています。
写真は、参加した作戦の記念のプレートがニュージャージー号の間近に立っています。
これがニュージャージー号の主砲です。 16インチ50口径MK7の3連装で、戦艦大和の46cm主砲よりは小さいということですが、優れた弾道性能と装甲貫徹能力を有する優秀な主砲だったそうです。
上の写真を見ても分かると思いますが、上甲板はすべて木が張っています。 歩きやすいのですが、昔の軍艦は木材を多用していたのですね。
主砲塔内でPiccoがペリスコープを覗いています。 前方は砲身と尾栓部分があり、後方は主砲の測距儀があって砲塔内は非常に狭く、高さもさほどありません。 長身のアメリカ人はここの勤務は非常に苦労したのではないでしょうか
中央に5インチ連装高角砲が見えていますが、これは竣工以来搭載している武器です。 その上部に見えているのは、20mmCIWSでごく最近搭載した武器です。 艦の経歴が長いため、いろいろな武器を搭載しています。
後甲板から見たニュージャージー号です。 左手には、リンクス対潜ヘリコプターが展示してあります。
また中央クレーンの左側に見えるのは、トマホークの射出機です。

艦橋内は司令塔や、そのほか士官室、兵員室、厨房、クリーニング施設など様々な施設を見学できるようになっています。それらも紹介したいのですが、残念ながら写真がありません。
このような戦艦の実物は日本では見られない(戦艦三笠を除く)ので、艦船や兵器に関心のある方にはたまらない場所だと思います。

最後に蛇足ですが、もしもこのブログをお読みになって、戦艦ニュージャージーへ実際に行かれようとする方がいらっしゃいましたら、ご注意下さい。
戦艦ニュージャージーのある公園は、ニュージャージー州カムデン地区にあります。
Wikipediaで調べていただければお分かりになると思いますが、カムデン地区は全米で最も治安の悪い地区のひとつとして有名なところです。
夏場の最盛期は人も多く賑わっていますが、公園エリアの外は何も無く、閑散としています。
行かれる際には交通手段を事前によく調査の上、日の高いうちに行動されることを強くお勧めします。


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 1

Shuffler

Google Earth でもハッキリと確認できるね!
by Shuffler (2007-12-03 21:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。