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ワシントンDC・ナショナルギャラリー / National Gallery of Art [美術館]

ナショナルギャラリー(西館)です。
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ナショナルギャラリーのコレクション総数は10万点を超え、13世紀から19世紀までのヨーロッパ絵画を網羅したコレクションの中には、レオナルド・ダ・ビンチ、ラファエロ、フェルメール、ルーベンス、レンブラント、エル・グレゴ、ターナー、セザンヌ、ゴッホ、ルノワール、マネ・・・・・などの多くの巨匠の作品も含まれています。

ギャラリーの運営維持は国家予算、美術品の購入は寄付金や寄贈で賄われており、見学はありがたいことに無料です。
日本語の無料パンフレットもある他、短時間しか鑑賞できない人向けのハイライト作品を明示した案内も配布しているので、効率的に回ることができます。

ハイライトのひとつ。
レオナルド・ダ・ビンチ
「Gineva de' Benci」


アメリカで唯一収蔵されているレオナルド・ダ・ビンチの作品です。
1474年製作の「ジネヴラ」婦人(といっても描かれた当時は17歳だそうです)像で、
現存するダ・ビンチの婦人肖像画三枚(後は「モナリザ」、「白貂を抱く貴婦人」)の一つです。
裏面にも絵が描かれている珍しい作品。
文書の意味は「美は徳を飾る」だそうです。
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フェルメールの作品群です。
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これほどの名画の前にも係わらず、人がいませんでした。
いずれもフェルメールの代表的な作品です。

「はかりを持つ女」 (上)
窓から差し込むやわらかい日差しに包まれた女性の優しげな表情を見ていると、窓際のぬくもりが伝わってくるようでした。

「手紙を書く女性」 (下)
襟元と袖口の柔らかな毛皮の質感が見事です。展示スペースの照明は必要最小限に抑えられていますが、それが逆に光につつまれたケープの小金色と、女性の透き通るような瑞々しい肌を強調して、周りの薄暗さを忘れるほどでした。小品ながら圧倒的な存在感を放っていました。

他に「赤い帽子の女」、「フルートを持つ女」の2点があるが、フェルメールの真作であるかどうかの結論が出ていないため、「フェルメールの絵とされている」とラベルに書かれていました。

米国では、ニューヨークの「フリックコレクション」「メトロポリタン」、ここワシントンの「ナショナルギャラリー」の3箇所でフェルメールの絵画が公開されています。それら全てを鑑賞することができたことは本当に幸運だと感じています。
フェルメールを鑑賞するにあたり、朽木ゆり子著の「フェルメール全点踏破の旅」(集英社新書)が、とても参考になったと同時に、フェルメールの謎に触れ、絵画鑑賞にミステリアスなスパイスを加味してくれました。
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他、ゴッホ、ルノワール、マネ、セザンヌなど、有名画家の作品が目白押しです。

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訪れたのは3月でしたが、観光シーズン前だったので、人も少なくゆっくりと鑑賞することができました。
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館内にはカフェもあり、サンドイッチやサラダなどの軽食を摂ることができます。17.JPG
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飛騨の忍者 ぼぼ影

素晴らしい絵画の数々ですね。
by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-04-11 15:24) 

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